LLブックの構成

「LLブック」ではわかりやすくするために次のような表現方法を用いています。

  1. ①わかりやすい文章
  2. ②文章の意味を示す絵記号(ピクトグラム)
  3. ③イラストや写真
  4. ④音声コード

LLブックには、必ずしも決まったスタイルがあるわけではありません。
想定する読者の障がいの程度や作品の内容によってこれらの表現方法を併用したり、単独で用いたりします。

写真を使う

  • なるべく簡潔・明瞭な写真を使用します。
  • 同じことを説明する写真は、その本全体を通じて同じものを使用しましょう。
LLブック紙面サンプル

絵記号(ピクトグラム)を使う

  • 文章に添えて使うことで、内容の理解を助けます。
  • ピクトグラムはJISによって規格化されていますが、オリジナルなものも存在します。

ピクトグラム例

わたし家公園車起きる遊ぶ

わかりやすい文章を使う

  • 漢字は小学3年生までに習うものを目安に使用します。また、漢字にはなるべくルビをひらがなでつけます。
  • 難しい表現や長い語彙は避けます。
  • 必要の度合いが少ない文章は削りましょう
  • 文節で区切って書くとわかりやすくなります。
LLブック紙面サンプル

イラストを使う

  • なるべく簡潔・明瞭なイラストにしましょう。
  • 同じことを説明するイラストは、その本全体を通じて同じものを使用しましょう。
LLブック紙面サンプル

音声コードを使う

  • 本の文章を読み上げ可能にする音声コードを各ページに付けることで、内容の理解を手助けすることができます。
  • 音声コードの作成には、作成ソフトが必要になります。
  • 音声コードの読み上げには、専用のリーダーやスマートフォン・アプリが必要になります。

※このページで使用しているピクトグラムの出典:一般財団法人 日本規格協会「コミュニケーション支援用絵記号デザイン原則(JIS T 0103)」